【音声付き】...ish っぽい
...ish
名詞につけて「〜っぽい」「(どちらかというと)〜な」「〜的な(〜な感じ)」「〜的な特徴を持つ」という感覚的なニュアンスを伝える接尾辞:形容詞として機能
例えばあなたに辛いことが起きたとします。なんとかやり過ごしてやっと少し落ち着いてきました。友達と会うことができるレベルまで心が回復してきたとします。
久しぶりに会った友達が、あたたかく笑いかけてこう言います。
So, how have you been doing? 「どう、最近元気?」
あなたは、
Actually, things have been quite rough lately...Samantha and I broke up.
「実を言うと最近いろいろしんどいことがあってね。。。サマンサと別れたんだ。」
友達は、
Oh, I'm sorry. Are you okay?
「そうだったんだ。。。大丈夫?」
ここで、相手に気を遣わせたく無ければ
I'm fine. 「大丈夫」だったり、 I feel good. I'm over her. 「気分はいいよ。乗り越えた。」などと強がってみるのもいいでしょう。
でも、気のおけない友人であれば、正直でありたい。まだ胸を張って元気に大丈夫なんて言えない感覚をうまく伝えたいですよね。「(どっちかって言えば)大丈夫っぽい。」などという感じを。もちろん、kind ofやsort ofなどとを使って、I feel kind of okay「大丈夫みたい(な感じ)」「ある意味大丈夫」ともいえますが、こんな時便利なのが...ishです。
I feel goodish.
なんて、どうでしょう。実はこれ、「Her」という映画の中のセリフなのですけどね。こうすると、「どっちかって言えば大丈夫」「まあまあ」というニュアンスがうまく伝えられます。
感覚的なものを伝えられる、ちょっと便利なishについて、もう少し詳しく確認しましょう。
語尾についたish
英単語の語尾に他のついている、主に品詞(名詞、動詞、形容詞、副詞など)を表す要素を接尾辞と言います。ishもその一つで、「〜な」「〜の」と、その単語を形容詞として機能させます。
ishで終わる語尾は形容詞はさまざま。以下は通常の使い方です。
childish「子供っぽい」「子供じみた」
foolish「バカっぽい」「バカげた」
British「英国っぽい」「英国の」
selfish「自分勝手な」
English「英語の」
など
...ishが便利なのは、上記以外にも、名詞につけて言葉遊び的にそれっぽいという雰囲気を伝えることができるからです。
以下、3つの要素はスラングとして便利な使い方が可能です。
- 色は、reddish「赤っぽい」「赤味がかった」、bluish、pinkish、purplish、blackish、whitishなどが言えますし、
- 時間であればfive-ish「5時ごろ」と表現できます。
- また、-ishは人に対しても使用できます。以下、例を挙げます。
「ポール・マッカートニーっぽい」だったら、Paul McCartney-ish(そんな言葉は辞書にも載っていませんけどねw)固有名詞や新たに言葉を作り出す場合はハイフンで繋いでくださいね。
【例】The singer on the stage sounds Paul McCartney-ish, doesn't he?
「この曲ポール・マッカートニーっぽいよね。」
「太郎っぽい」ならTaro-ish。「ジェイソン上院議員」だったら。。。?
【例】The way he talks about politics is Senator Jason-ish.
「彼の政治に関する話し方はジェイソン上院議員みたいだ。」
今日はちょっと面白い表現をご紹介しました。
皆さんも「〜っぽい」と上手に表現してみてください。
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