スラッシュリーディング
英語の読み方の基本
英語を読むのは苦手だなぁという方、結構いらっしゃいますよね。
中学(私の高校の先生もそうでしたが)では、文章を読む際、まず主語を読んで、日本語に当てはめるように動詞を飛ばし、文章後半から動詞に戻ってくるように訳していましたよね。
これは、日本語をベースに考えているため、その理解に合わせようとするから。でも、本来の読む流れに逆らって解読する必要が出てきますくるので、時間がかかり、とても消耗しますね。
結果、決まったように「英語のリーディングが嫌い」という流れになってしまう。。。
今日はあまり難しいことを抜きにして、もっと楽に英語を理解する基本を抑えてしまいましょう。まぁ、そのためには基本的な英語の文法を理解する必要はあるわけですが。。。
今回は、その読解に関して理解の簡単な方法をシェアしますね。
この順番での理解は、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4技能と呼ばれる全てに通用するものです。
簡単にいうと、意味のかたまりで/(スラッシュ)を引いて区切り、かたまりごとで理解をして順番に理解していくという流れです。英語をかたまりの単位で読んだら、即座にそこまでの意味を頭に思い浮かべましょう。スラッシュと頭の中の理解(訳)は赤字で示しました。
意味のかたまりとは以下のようなものですが、いっぺんで理解できる塊は個人差もあるので、慣れてきたら塊は大きくなることもアリです。スラッシュを置くポイントとして認識しておくと便利です。
・長い主語の後
・主語と動詞の後
・短ければ主語と動詞と目的語の後
・目的語が長ければ目的語単体で区切る
・前置詞の前で区切る
・接続詞や疑問詞節の前
・to 不定詞の前で区切る
・動名詞の前で区切る
・関係代名詞の前で区切る
・分詞の前で区切る
・副詞
大好きな映画の一つ"Scent of Woman"から抜粋したアル・パチーノのセリフを使って。
...As I came in here,/「ここにきたとき」 I heard those words:/「こんな言葉を聞いた」 "cradle of leadership." /「リーダーを育成するゆりかご。」 Well,/「さて」when the bough breaks,/「枝が折れるとき」 the cradle will fall,/「ゆりかごは落ちる」 and it has fallen here./「そして、ここではゆりかごは落ちてしまった。」 It has fallen. /「ゆりかごは落ちてしまったんだ。」 Makers of men,/「人材の育成」creators of leaders.../「リーダーの養成だと?」 Be careful/「気を付けろ」what kind of leaders/「どのようなリーダーを」you're producing here. /「ここでは生み出しているのだ。」 I don' know/「私は知らない」if Carlie's silence here /「チャーリーがこの場で沈黙しているのは」today/「今日」 is right or wrong; /「正しいのか間違いであるかは」 I'm not a judge or jury. /「私は裁判官でも陪審員でもない。」 But I can tell you this: /「だが、私はあなたにこう言える」 he won't sell anybody out/「彼は誰も売ろうとしない」to buy his future! /「自分の将来を買うために」 And that,/「そしてそれが」 my friends,/「友たちよ」 is called integrity. /「高潔と呼ぶものなのだ。」 That's called courage. /「それは勇気と呼ばれているものなのだ。」 Now/「(間投詞的に)さあ」that's the stuff/「それがモノ(資質)」 leaders should be made of./「リーダーというのは(そういうもの(資質)で)作られるべきなのだ。」
ぱっと見ややこしく見えるかもしれませんが、慣れると格段に英文を読むのが早くなります。意味のかたまりをしっかり捉えて練習練習!
わからないことがあれば、いつでもご質問お待ちしております。
See you soon!