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Noriがシェアする楽しいEnglish♫/いつかアソビはホンモノになる!

someとany

someの考え方

"some"と聞くと「いくらかの」と想像される方が多く、ちなみにその数の目安があるかどうかと尋ねると、たいてい「5−6個」や「数人」という返事が返って来ます。

 

果たして"some"は一定の数を表す言葉なのでしょうか。

例えば、コンビニにいる"some people"コストコのような大型店にいる"some people"、いずれも同じ人数を表しているのでしょうか。

 

実はこの"some"、特定の数は表しません。「数量詞」と呼ばれる言葉の一つで、後ろに続く名詞の数量・分量の程度を表します。

"some"の場合は数えられる名詞にも数えられない名詞にも使えるので、

I put some books on your desk.「あなたの机に何冊かの本を置きました。」

I have some money.「お金をいくらか持っています。」

これらは、単に数冊、数百円という意味ではなく、「(あなたに見せてあげるに十分適当な数の)本を机の上におきましたよ。」だったり「(何かこれからすることに使えるだけの適量の)お金を持っています。」ということになります。

 

この考え方がanyに関係してくるので、しっかり理解して次に進みましょう。

 

anyの考え方

では、"any"は何を表す言葉なのでしょうか。

それは、全てを指し示す「どれでも」という意味です。

"any"が否定の言葉と勘違いしている方もいらっしゃるので、以下の例をご覧下さい。

 

You can pick any colors from here.「ここからどんな色でも選んでいただけます。」

「どれでも」が否定されると全否定になることも、anyの特徴ですね。

You can't pick any colors from here.「ここにある色のいずれも選んでいただけません。」 

となります。

 

上の例をご覧いただければ、"any"は必ずしも否定文で使われないことをおわかりいただけると思います。

 

また、"some"が否定になると"any"になる、というのは、例えばこんな場合です。

 

"I still have some friends back in my hometown."「故郷にまだいくらか友達がいます。」

"some"は適量を表すので、否定文にそのまま使おうとすると「いくらかいない」という意味のわからない文章が成立してしまいます。「無いものは無い」わけですから、この場合、全てを指し示す言葉としての"any"を用います。"not~any"で全否定です。

 

では、疑問文の時はどうでしょう?これは両方正解。"some""any"も使えます。ただし、ニュアンスが若干変わります。

Do you still have some friends back in your hometown?は「(持っているだろうことを期待して)いくらか友人がいるかどうか」を尋ねる文になり、

Do you still have any friends back in your hometown?では(いるか否かがわからないので)答えにYes/Noを期待している疑問文になるということです。

 

いかがでしたか?

今日は一日はっきりとしないお天気だったので、明日は晴れるといいですね。

Hope it'll clear up!

 

See you next time!

 

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