maybe, probably, perhapsって全部「たぶん」じゃないの?
はい、そうです。
日本語で言ってしまうと、全部「たぶん」「おそらく」を意味する副詞(名詞以外を修飾し、文章に追加情報を与える役割を持つ品詞)の同意語です。
maybe / probably / perhaps
しかし、この3つの単語、「たぶん」「おそらく」の確信の度合いで、二つに分けられます。
probably
probablyは、他の2つに比べ確信度合いが高く、「こうなるだろう」「こうするだろう」ことが起こる可能性が高いことを表します。また、maybeやperhapsと比べて話の根拠がある程度見出せている(可能性80%前後)時に使います。
maybe / perhaps
maybe, perhapsは、ほぼ同等の確信度合いを表し、「こうなるだろう」「こうするだろう」ことが起こる可能性は50%前後といった感じです。「もしかすると」「ひょっとすると」。
ただし、maybeはperhapsよりカジュアルな言い回しとして、会話の中で使われることが多く、perhapsは、よりフォーマルな場面や学術的な記述に多く見られます。なお、イギリスの方はperhapsをするケースが多いと聞きます。
【例】
Maybe it’ll be sunny tomorrow. / Perhaps it'll be sunny tomorrow.
「明日はおそらく晴れるでしょう(50/50)。」
*根拠ない「たぶん」。根拠がないから五分五分で晴れるだろうと言っています。
There are no clouds in the sky tonight. It'll probably be sunny tomorrow.
「今夜は全く(空に)雲がないわね。明日はたぶん晴れるわね。」
*前夜に雲がないという事実があり、晴れるだろうという根拠になっているから、probablyを選ぶことで「晴れる」ことが実現する可能性の高いことを表現できています。
このように、これらの表現を用いるときは、日常の場面はもちろん、ビジネスの場面で断定や明言を避けたい場合に便利な言葉であります。しかしながら、maybeやperhapsは漠然と「たぶん」と表現できてしまう言葉なため、頻度多く使用すると信用に関わるケースがあるわけです。一方、probablyには、ある程度の根拠があり、実現する可能性や確信が高いが慎重な表現が必要とされる場合などに便利な言葉であるとも言えます。
We will probably be able to send you the document by the end of this week.
「今週末までにその書類をお送りすることができるでしょう。」
*書類を送る準備がほぼ整っていると考えられますね。
Maybe / Perhaps we should focus more on customer retention than customer acquisition.
「おそらく我々は顧客獲得よりも顧客維持に重点を置くべきだろう。」
*断定を避けたいので、ほぼ50%の確率で取り組むべきと言っていますが、議論としては弱いですね。
いかがでしたでしょうか。
maybeをつい使ってしまう方、実現する確率が高い、もしくは確定要素が多い場合はprobablyを使ってみませんか?
See you soon!